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44)バイクに乗って旅に出た2005夏(その一)_
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 小樽港を深夜に出航したフェリーは日本海を南下して約1000km離れた舞鶴港を目指します。時間にして20時間、単純計算で時速50km以上の航行速度という事になります。そんな移動速度を感じさせない後部デッキにて右の方の海から登った太陽が左の方の海に沈むまで潮風に吹かれ続けます。

 そうするとカエルが天気の変化を皮膚で感じ取るように、潮風の変化で南に向かっている事が直に伝わってきます。年々時が過ぎるのが早くなっているような気がしていましたが、ビールを飲みながら太陽の動きを観察した結果、地球は正確に回っている事が確認できました。 
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