74)続 エスカロップ 
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14)エスカロップ1100
 2008初夏の北海道を満喫するべく、旨い景色と美味い肉料理を求める旅にでました。主なテーマは・エスカロップ・豚丼・十勝牛特にエスカロップのバリエーションメニューが出来たとの噂を確かめねば・・・
トラックの荷台に載せられた犬小屋と中から外を覗いているわんこの写真 1)久々登場の今日のわんこはトラックわんこ!

 ・・・登場というより搭乗って感じかな?

いつも飼い主さんと一緒にいられてよかったね、わんこ
遠く大雪山の山並みの風景に溶け込んでいるタウシュベツコンクリートアーチ橋の写真 2)タウシュベツ橋梁に寄り道しました。大雪山の風景に調和した自然なシルエットをしています。
表面が風化してボロボロになって崩れつつあるタウシュベツコンクリートアーチ橋の写真 3)近く付くと崩壊が進んでいる事が解ります。
風化したコンクリートアーチ橋から中の鉄筋がむき出しになってしまっている写真 4)コンクリートが風化して鉄筋が露出して曲がっています。
アーチ橋の風化して崩れている断面に黒曜石が露出している写真 5)コンクリートの中に黒曜石がありました。という事はここらへんで取れる砂利を材料に使っているということです。周辺の川砂利で作られた橋ゆえに風景になじむのかもしれません。そして時が経ち風化してもとの川砂利に帰っていくのでしょう
タウシュベツ橋付近に落ちている黒曜石を拾って割って鋭い欠片を作って並べている写真 6)このあたりは良質な黒曜石が産出します。上手く割ると剃刀状の切れる道具を作る事ができます。

太古の昔、黒曜石は非常に価値が高く大切にされたといいます
タウシュベツアーチ橋の上部を見通している写真 7)かつてこの橋の上を大量の木材が運ばれていきました。まだ道路も無かった時代この先の三又地区には1500人もの人と160頭の馬が暮らしていたといいます。

 古く敷設された鉄道は蒸気機関車の性能に見合うように緩やかな勾配で作られています。そのため沢山の山を削り、沢山の橋を架けて、大変な労力を費やして作られれています。しかし時代が移り物流の流れが変わったという事で完全に棄ててしまうのは実にもったいない気がします。またいつの日にかエネルギー事情が変わって、緩やかな勾配の道が必要とされる時がくるかもしれません。

 そんな未来へ向けて復活の余地を残した止め方をしておけばいいのな〜と思ってしまいます。
抜けるような青空の下広い丘陵地でゆったり放牧されている乳牛の写真 8)バイクで走っていると山の方から視線を感じました。路肩に止めて見ると山の斜面の木々の間に一頭の乳牛がこちらを凝視していました。

 広い放牧地に見渡す限りたった一頭しかいません。こんな恵まれた条件でのびのびと野山を歩いて好きな草を食べて暮らしている牛の牛乳は旨いに違いない! 昔、酪農家に直接一升瓶持参で牛乳買いに行ったものですが、そうして作ったコーンポタージュスープはそれはそれは旨いものでした。

 一度煮沸してから冷やして飲むとトロッとして甘く美味しい牛乳でした。しかし調子に乗ってコップに半分も飲んでしまうと、あっというまにお腹急降下状態になってしまいます。 

 かつて北海道が推進していた牛乳消費拡大キャンペーンで、「ミルク割りだよカーボーイ」とか言ってウイスキーを牛乳で割って飲むというCMを流していましたが、チャンスがあって知り合いの山小屋でダブルくらいの分量で牛乳割りを作って飲んだ事がありましたが、それはトロリとして激旨でした!でももう一杯飲む勇気はありませんでしたが・・・(笑)

 牛さん、コップ一杯でいいから乳分けてくれないかな? 
5月に春スキーをしていた場所にバイクを停めて比較している写真 9)先月スキー遊びをした場所もあっというまに雪が解けてしまっていました。例年に無い速さで雪が解けてしまいました。
青空に聳える残雪の羅臼岳の写真 10)知床峠から望む初夏の羅臼岳
小清水峠より望む中島が右に見える屈斜路湖の写真 11)小清水峠から望む屈斜路湖の景色 右端に津別峠が写っています。そのさらに右側が美幌峠です。これから反時計回りに屈斜路湖絶景三点セットを周ります。
美幌峠より望む中島が真ん中に見える屈斜路湖の写真 12)美幌峠から望む屈斜路湖の景色 右側に津別峠、左側に小清水峠があります。
津別峠より望む中島が左に見える屈斜路湖の写真 13)津別峠から望む屈斜路湖の景色 左端に小清水峠が写っています。さらに手前左の美幌峠があります。11)12)13)と三枚の写真を見てそれぞれの峠の位置関係を頭に入れてから地図を見ると地図が立体に見えてきます。
たんぽぽは咲く初夏の開陽台のバイクキャンプエリアの写真 14)久しぶりに開陽台で一夜を明かしました
丸皿に盛られた美味しそうなエビエスカロップの写真 15)本題のエスカロップです。7年前に訪れた根室のお店をもう一度訪ねてみました。以前と変わりの無い店内に当時は無かった新たなメニューがありました。エスカロップのバリェーションメニュー肉の代わりにエビを使ったエビエスカロップです。

 トンカツの代わりに大きなエビを開きにしたフライが三本乗っています。衣はサクサク中はプリッとエビフライに微妙にマイルドなエスカロップソースが良く合います。豚肉が苦手な人にもおいしいエビエスカです。

 ・・・時世なのかレモン水じゃなくなったのがちょっと寂しい 
丸皿に盛られた美味しそうなミックスエスカロップの写真 16)こちらもバリェーションメニューのミックスエスカロップです。トンカツ三切れとエビが二匹乗っています。両方食べてみたい欲張りさん専用メニューかな?

 エビエスカもミックスエスカも共に¥900也、何年かしたら色々バリェーションメニューが増えていたりして・・・ 
大き目の丼に盛られた旨そうな牛ステーキ丼の写真 17)これは十勝の牛ステーキ丼です。さすが地に根を張った老舗レストランはすばらしいです。

 網焼きの焼目も香ばしい本気のステーキが三枚乗っています。見た目にも美しくシンプルに山わさびでいただきます。 
牛ステーキ丼のやわらかい肉を橋で掴んで食べる瞬間の写真 18)とろける旨みを包み込んだしっとり最中のような重厚なお肉です。箸でぎゅっと掴むと肉の繊維が開いてピンクの中身が覗きます。合わせるソースはお肉を焼いた時に溢れ出す旨みをベースに醤油フレーバーを利かせたシンプルな旨甘ソースです。

 サックリ箸でほぐしてちょっぴりワサビと絡めて口の中へ、、、すかさずほっくリごはんが追いかけます。・・・焼けた醤油の香ばしさと爽やかな山ワサビが肉の甘みを引き立てます。なんとも贅沢なステーキ丼です。 
楕円形の大きな平皿に盛られた思い切り大きい旨そうなビーフステーキの乗ったカレーの写真 19)ビーフカレーです。

 何のためらいも無く堂々たるステーキが一枚乗っています。
中心部は赤みの残る半生の焼き加減の旨そうなステーキを食べようとしている写真 20)野菜の旨みを凝縮した美味しい特製カレーですが、これはもはやカレーというより上品なカレー風味の濃厚なステーキソースに絡めてお肉とご飯をいただいているような感覚です。

 一般的にカレーに入れる肉といえば豚肉を入れてポークカレーとか鶏肉を入れてチキンカレーにしたりとか、カレーの味を膨らませるために具材を入れているイメージでしたが、このビーフカレーは旨い肉を美味しく食べる為に、カレーライスという概念を分解して、専用設計で組み立てなおした繊細な料理に仕上がっています。

 ・・・今後この料理の為だけにエンジン始動してしまいそうです。 
食べやすい大きさに切り分けられているポークステーキとご飯とサラダの乗った旨そうなランチプレートの写真 21)かつて通りすがりに入った街角の食堂で豚丼なるメニューを注文した事がありました。飾り気の無い小さな町食堂で食べたその豚丼の旨さに衝撃を受けたのは今から数十年前の出来事でした。

 それは美幌町のいこい食堂の豚丼でした。そんな旨い豚丼の記憶を手繰って美幌の町を探索しました。しかし残念な事に食堂の御主人が体調を崩してしまい既にお店は廃業していました。

 強烈に旨かった記憶が漠然と残っていますが、細かなディテールは既に永遠に忘却の彼方です。しぶとく近所で情報収集するも旨い豚丼にありつくのは絶望的です。 
特製ソースのたっぷりかかった艶やかなポークステーキの写真 22)気持ちを切り替えて新規開拓です。しばし探索してかつてのいこい食堂の近所に建つ真新しいレストランに入りました。

 多彩なメニューからポークステーキセットを発注しました。大きな四角いお皿にアーティステックに盛り付けられた一皿は期待以上の旨さでした。

 癖の無い透明感のある風味を持つ脂身をまとった柔らかなポークカツは、上品なエスカロップにも通ずる特製ソースに絡む事で、レモンを絞ったご飯に絶妙に解け合い、噛み締めるほど旨さはじけて後味爽やかです。
 いこい食堂に代わる強力に旨い肉料理に出会う事ができました。 
羆肉蕎麦に盛られた羆肉を箸で掴んで食べようとしている写真 23)これは話の種の羆肉蕎麦です。

 羆に食われる前に先に食ってやろうと先手を打ちました(笑)この羆肉は万人向けに元の味が解らないように入念な加工がしてあります。

 ハンターに聞くと羆も獲り立てを上手く血抜きして紅茶で煮ると旨いらしいですがまだ確認していません。

・・・・・・・おまけ 
さて、いこい食堂に代わる旨い豚丼を探さねば! 
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*元旦宗谷岬ツーリング2010途中のタウシュベツ川橋梁への
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